お薬に関するお悩み

整腸剤と便秘薬は併用していいの?薬の違いと併用する際の注意点

2019/08/19

はじめに

整腸剤と便秘薬、どちらもお腹の調子が良くない時に服用する薬ですが、それぞれの薬の違いや注意点を知っていますか。症状に応じて使い分けるポイントと、併用する時に気を付けなくてはいけないポイントなどをご紹介します。

整腸剤とは

整腸剤は、名前の通りお腹の調子を整えるための薬です。腸内フローラを整えることでお腹のトラブルに対して効果を発揮します。主にドラッグストアやコンビニなど、市販で購入することが出来ますが病院で処方されることもあります。整腸剤に使われる善玉菌は主にビフィズス菌や乳酸菌などがあり、腸活という言葉も近年注目されつつありますが、服用して直ぐに効果があるわけではありません。早い人でも2週間程度整腸剤を服用し続けることが大切だと言われています。

便秘薬とは

便秘薬は、腸を刺激したり腸内に水分を引き込んだり、腸内で水分を吸収して膨らませるなどの効果を利用して排便を促す薬です。主に何日も便秘に悩んでいる人が服用する薬です。市販薬は、主に腸を刺激する成分が多く含まれているものが多いため、長期間服用し続けると耐性がついて便秘が悪化する恐れもあります。もし、一時的ではなく慢性的に便秘に悩んでいるのであれば、一度病院で医師に相談をしたほうが良いかもしれません。

整腸剤と便秘薬は併用できる?

整腸剤と便秘薬は同じ便秘という症状に使うものですが、整腸剤は腸内の環境をビフィズス菌などで整えて穏やかな作用で便秘の解消を促します。便秘薬は腸を刺激したり、便を柔らかくすることで便秘解消をするものですので、薬の効果は全く違います。整腸剤は便秘以外にも下痢や軟便など、腸内の環境を整えることでお腹のトラブル全般に対する効果が期待出来ますので、併用する時は症状に合わせて使うことが大切です。自己判断で服用するのではなく、症状に合わせてどちらが良いかを見極める必要がありますので必ず医師や薬剤師に相談して下さいね。

整腸剤と便秘薬の注意点

一般的に刺激性下剤と呼ばれる便秘薬は、長期間服用するとかえって便秘になりやすいというリスクがあります。浸透圧性下剤は定期的に服用しても安全だと言われていますが、それでもマグネシウムを成分としているものは、マグネシウムの血中濃度が高くなり、危険を伴う場合もあります。腸内環境が整うようにすることを目的としている整腸剤は、薬を服用し続けても効果が薄くなるということはありません。但し、長期間服用し続けてもあまり効果が感じられない場合には、薬が合っていない可能性がありますので別の整腸剤に変えてみるなど、自分に合った薬を見つけることが大切となります。

おわりに

整腸剤と便秘薬の薬の違いや、注意点などをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。お腹の調子が悪くなると薬を使って何とかしたくなりますが、腸内環境を整えるのは生活習慣や食生活を見直すことが大切です。薬に頼りきりになると、便秘薬の場合は特に症状が悪化する恐れもありますので気を付けましょう。どの薬が良いか悩む場合は、自己判断で決めるのではなく、まずは医師や薬剤師に相談することをおすすめします。

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