健康コラム

「セカンドミール効果」で食後高血糖を抑えよう

2019/07/05

はじめに

セカンドミール効果をご存知ですか?血糖値の上昇を緩やかにするために、野菜を最初に食べるベジファーストという方法は、実践している方も多いのではないでしょうか。更に、ベジファーストに加えてセカンドミール効果を意識すると、より血糖値を抑える効果が期待出来ます。ここでは、セカンドミール効果とは一体何なのか、どんな効果が期待出来るのかなどをご紹介します。

セカンドミール効果とは

セカンドミール効果というのは、1982年にジェンキンス博士が発表した概念のことです。最初にとる食事が、次にとった食事のあとの血糖値にも影響すると定義されています。つまり、1日の最初に食物繊維を多く含む食品を摂ると、その時の食事だけではなく、次の食事をとった後の血糖値の上昇も抑えることが出来るという訳です。このセカンドミール効果を意識して食べるものを選ぶことで、健康維持にも役立てることが出来ます。最初に食べる食事のことをファーストミールと言い、次に食べる食事のことをセカンドミールと言います。

朝食に大麦を食べよう

水溶性の食物繊維が多い「大麦β-グルカン」は、ファーストミールだけではなく、セカンドミールの血糖値の上昇も抑える効果が期待出来ると言われています。つまり、朝食に大麦を食べれば、その日1日の食生活や糖質のコントロールが出来てしまうという訳です。
朝食に大麦を食べると、実際に53%も糖質の吸収が抑制されるという報告があります。それだけではなく、昼食・夕食の糖質の吸収も抑えてくれることが解っていますので、健康維持のためにも、大麦は大変おすすめなんですよ。

朝食に牛乳もおすすめ

朝食に大麦を用意するのが難しいという人は、朝食に牛乳を1杯飲む習慣をつけることをおすすめします。実は、朝食に牛乳を飲むだけで、2型糖尿病のコントロールが改善するかもしれないということを、トロント大学の研究グループが発表したのです。しかも、朝食にタンパク質を摂取することで、セカンドミール効果が得られるため、昼食以降の食欲も抑えられるようになります。また、牛乳に含まれる乳清たんぱく質は、血糖上昇をゆるやかにする効果や、グレリンという食欲を促進するホルモンの分泌を抑える効果が期待できます。そうすると、食欲を抑制させるホルモンの分泌が活発化し、満腹感も得られやすくなりますよ。

朝食に何を食べるのかが大切!

セカンドミール効果は、朝食を意識することで、血糖値の上昇をコントロールすることが出来るようになります。食事をとると血糖値があがってしまうからと言って、朝食を食べない人や、そもそも時間が無くて朝食を食べないという人は、かえって健康を損なう可能性がありますので、朝食を意識して摂るように心掛けましょう。

おわりに

急な血糖上昇を抑えることが出来れば、ダイエットや高血圧、動脈硬化などの病気のリスクをさげる事に繋がります。血糖値をコントロールするためにも、朝食を意識してセカンドミール効果を試してみて下さいね。朝食には食物繊維を含む大豆メニューをとり入れたり、牛乳をとり入れるなど、継続できる方法を取り入れてみましょう。

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